読書感想文⑭『チーズはどこへ消えた』-スペンサー・ジョンソン、訳 門田美鈴
こんばんは。
本日は、ずいぶん前に買った本を読みなおしました。
買ったのは、18年前。8歳の頃に購入しました。小学校2年生の時です。サッと読んで本棚の奥の方にしまっていました。
今この本を読み返すと随分と面白い本に興味を持ったんだなと思います。
私がこの本を読んでいる隣で、小学校2年生がこの本を読んでいるとすごく関心してしまいます。
続編が出たことが読み返すきっかけとなりました。話題の本にもなっていました。
■『チーズはどこへ消えた』-スペンサー・ジョンソン、訳 門田美鈴
・読んだ時間:1時間くらい
18年前に買ったのですごく表紙が汚かったです。内容はさっぱり覚えておりません。
この物語には、4つのキャラクターが出てきます。
ネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホーです。この4つのキャラクターが消えたチーズを迷路の中で探す物語です。
物語自体はすごく単純です。しかし、表紙に書いてある通り、状況の急激な変化にいかに対応すべきかを説く、深い内容がこめられていました。
ネズミが登場するシーンは、ほとんどありません。小人の二人がどのように行動するかが書かれている物語です。
いつもあったチーズが無くなった状況をあなたの環境と重ねてみて下さい。
あなたにとって…
・無くなったチーズは何ですか?
・新しいチーズは何ですか?
・迷路は何ですか?
…………………
といった様にいたるところに自分と重ねる状況が出てきます。
■私にとって…
読み進めていくにつれて、
私にとって…
・今のチーズ:お給料
・迷路:会社もしくは会社員
という事が分かりました。
残業時間を減らせと言われ、業務を改善・効率化をして残業時間を半分くらいにしました。すると、お給料がどんどん少なくなってきます。
残業しないと支払われない残業代。当たり前の事です。
ただ、会社のためを思って減らした残業時間。そのために減った残業代。
上に向かって唾を吐いている感覚です。
会社のため≠自分のため
残業を減らすことで会社からもらえるのは、チーズではなくて誉め言葉です。
欲しいのは、それじゃない。
でも、大学を卒業してから会社員としてチーズを貰いながら働くことは知っていても、それ以外チーズを貰う事は知らない。
安定・安心からか、とりあえず今あるチーズに甘んじるしかないと決め込んでいます。
では、新しいチーズを探してみよう
今は、思いつきません。ただ、新しいチーズを見つけるには、この状況を打開しないといけません。
見つけるために、私は起業を選択します。来年には、退職を告げようと思います。
起業の他にも、選択肢はあります。
転職、部署異動、昇進するために今の仕事を頑張る、会社からさされない程度に残業を続ける…
前にも書きましたが、
あなたにとって…
・無くなったチーズは何ですか?
・新しいチーズは何ですか?
・迷路は何ですか?
そういったことを考えながら読み進めてほしい本です。
これから先行き詰ることに対して、何かしらヒントが浮かんでくると思います。
すでに行き詰っている方、現状を客観視出来ると思います。
読むのに時間がかかる本ではありません。
是非読んでみて下さい。
(追伸)
速読の本を読んでこの本で実践してみました。
今までの私ならこの本を読むのに2時間くらいかかっていました。それが、速読(まだまだですが…)を実践することで半分の時間で読めました。
もしよかったら速読の本について書いた記事も読んでみて下さい。
この本を読んで、自分の状況を客観視することが出来ました。
「○○したい」じゃだめです。「○○する!」という強い気持ちを持たないといけません。
来年には、現状から抜け出して新しいチーズを探しに行きます。
私は、今までヘムでした。これからはホーとして生きていきます。
あなたは、ヘムですか?ホーですか?
続編も読み終えたばかりです。また後日書きます。
価格:905円 |