読書感想文⑩『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』-浅田すぐる
こんばんは。
今日は、久しぶりにしっかり残業をしました。
つい最近「私のライフハック」なんて偉そうな記事を書きました。要約すると「定時に上がりましょう」っていうやつです。自分が実践しておりません。
もしお時間があれば、そちらも読んでみて笑いものにして下さい。
家に帰ってやる事がたくさんあるのに、社内でもやる事がある。帰りたいけど帰れないジレンマ。
頭が痛くなってきてイライラしながら帰社しました。
こういう時は、「今まで読んだ本の中にきっと何かヒントがあるはず」と考え、無い頭をひねりました。
「あっ」
ヒントは、すぐ思い浮かびました。
やる事を1枚の紙にまとめて、「残業してまでやる事」と「残業するなら後回しにしていい事」に分類しました。
その時間、約3分。
この3分を使うことでグッと作業時間が減りました。「本ってすごいな」とつくづく実感しました。
今までだとザっと5-6時間はかかっていたと思います。3時間で終わりました。
(もっと早く終われたかも)
本を読んで損はしません。
ただ、実践しないと得もしません。
「Read Books, Do it!!」(文法無視の直感英語です)
そんなことを感じた一冊でした。
■『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』-浅田すぐる
・読んだ時間:3時間かからないくらい
私が本を買う時の基準は表紙です。惹かれる言葉や表紙のデザインにつられて買う事がほとんどです。CDのジャケ買いみたいなものです。
ただこの本は別の基準で買っていました。
今回この本を買ったのは、ジャケ買いではありません。
「私に足りていない事が書いてある!」
と直感的に感じたからです。
今までの私の仕事のやり方は、とにかくやる事を箇条書きで書き出し、上から順番にやるという方法です。もしかするとこの記事を読まれている方の中にも、同じようなやり方をされている人がいるかもしれません。
この方法の良い所は、「やる事を忘れない」という点です。
反対に悪い所は、「やらないといけない事をやり忘れる」という点です。
箇条書きにし、一つ一つミッションを消していく。非常に快感ですし、消したミッションの数が多ければ多いほど、「仕事したな」という気になります。
ただ、いざ退社する時間になると、
「やば。あれをやっていない」、「今日中にメールするって言ってしまっていた」…
やる事をただこなしていて、やらないといけない事をやっていなかったという事に気づきます。私は、これが結構な頻度でありました。その度に残業をしておりました。
今日は、この本の大テーマ「1枚の紙にまとめる」という事を頭の中にいれて「やる事」を書き出しました。半信半疑ながらもやってみました。
すると、やる事の優先順位が
「一目で分かり」、「やる内容の分類(報連相、明日の準備…)もでき」、「やる事のツール(mail、エクセル、クラウド…)が明らか」
になっていました。
書き出し方、3分におさめる方法等、詳しい内容はこの本を読んでみて下さい。人の説明を聞くより、まず読んでみて下さい。「百聞は一見に如かず」です。
しかもめちゃくちゃ簡単ですし、この本の3つの構成から自然と頭に入ってきます。
■Chapter1
Chapter1では、「なんで1枚の紙にまとめるのか」という事が書かれています。
正直、私も1枚にまとめるよりも、「複数枚に分けて細かく書いた方が伝わりやすいのでは?」と思っていました。
「何のために書類を作るのか」
根本的な事を理解せずに今まで書類を作成していました。
「分かりやすく書こう」、「詳しく書こう」、「難しい言葉を使って書こう」…
それは、目的ではなくて伝える手段でした。主観的な発想ですね。
恥ずかしい。
「常識を疑え!」
Chapter1を読み終える頃には、「早く1枚の紙にまとめる方法を教えて!」という状態になっておりました。
■Chapter2
少し、焦らされながらChapter2へ突入。
心の中では、「基本かよ」と思っていました。
勉強もスポーツも基本が大事とはよく言いますが、「1枚にまとめる技術」というのも基本が大切でした。
どうやってまとめるのかの前の準備段階が書かれていました。
準備が出来ていないと「いざまとめよう」とすると思った様にまとまりません。まとまったとしても、本質を外している書類になりがちです。根本的な目的を見失わない準備をChapter2で学びました。
また、最後の方では、どのように「まとめたものを伝えるのか」というエッセンスも載っております。Chapter3への焦らしとしか感じませんでした(笑)
「続きはWebで」感がありました。
■Chapter3
1ページ目を読んで、「やっぱりな」と感じました。焦らされていました。
ここでは、「伝え方」が載っています。この一言に尽きます。
ここまで読めば、いざ実践!
(追伸)
本当にびっくりするぐらい作業時間が減ります。
「定時で上がりましょう」という記事を書きましたが、定時で上がるためにどのようにして効率よく作業をするのかという事を書いておりませんでした。
この1冊の本にまとめられています。
実践したいものが無いという方は、私と同じように「今日やる事」から「1枚にまとめて」みてはいかがでしょうか?(Chapter2の内容になりますが…)
前にも書きましたが、
「一目で分かり」、「やる内容の分類(報連相、明日の準備…)もでき」、「やる事のツール(mail、エクセル、クラウド…)が明らか」
になります。
明日以降は、Chapter2を継続してやりつつ、報告書を用いてChapter3を実践します。
皆様も是非!
トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術 [ 浅田すぐる ] 価格:1,512円 |