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bkp_japan’s blog

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読書感想文⑲『夢を実現する数学的思考のすべて』-苫米地英人

こんばんは。

 

自己啓発本やビジネス書を読み漁っております。

明確な目的はありません。強いて言うなら、起業するにあたって色々な人の意見が聞きたいからです。

 

GWから読み始めて2か月半になります。20冊以上読みました。

なんとなくですが、すべての本に共通点があるように思います。共通点って何だろうと考えますが、私自身の思考方法が確立されておりません。なんとなくがなんとなくのまま終わっています

 

今は、話題書である『メモの魔力』を読み終わる寸前です。一言でまとめると「具体⇒抽象化⇒転用」という流れで思考しなさいと書かれています。

多くの人が「具体⇒抽象化」という流れで断念していると思います。私の思考も、この段階で終わっています。頭が悪いので、この抽象化までの思考自体がありませんでした。

 

よく考えてみると『ノート術』や『話し方』、『思考方法』といったカテゴリーの本では、「具体⇒抽象化」という流れが重要という事が共通点となっている様に思います。先ほども書きましたが、その思考方法がありません。重要な事だとわかっていても実践出来ません。

本を読んでも意味がないというわけではありません。1つ1つ実践的な内容は、書かれているためそれを実践する事は出来ます。ノートの取り方や話し方を工夫したり。

出来ていないのは、俯瞰して考える事本質が見えていないのです。

 

 

今回読んだ本は、このような考え方を数学に当てはめています。「具体⇒抽象化⇒転用」という流れが数学の例を基に話が進みます。数学は苦手でしたが、好きでした。すっとこの思考方法が入っていきました。

 

■読書感想文⑲『夢を実現する数学的思考のすべて』-苫米地英人

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・読んだ時間:3時間弱

 

久しぶりに数学に触れました。xやyといった記号を見るとアレルギー反応みたいなものが現れました。読むスピードが他の本と比べて、すごく時間がかかりました。

 

「⊿ℓ × ⊿v > h」という数式が序盤に出てきます。その時点で読むスピードが落ちました。理解しようとして読んでいるものの、理解が読むスピードに追い付かない状況が生まれました。

少し我慢をして読み進めます。約1/3程度読むと、早く続きを読みたいという状況になりました。序盤は、この本を理解するための下準備でした。ここを理解出来ないとその先を読んでも意味が無い様に思います。理解が追い付かない状況が最後まで続きます。

後半は、思考方法について書かれています。現実世界については、数学的思考方法で考えると理解するスピードが速くなる、抽象化とは何かという事が分かります。最終章では、数学的思考方法で作者が現実世界を考えた事について書かれています。こういう風に考えるんだと非常に勉強になりました。

この本を数学の参考書に例えると「公式の勉強⇒練習問題・実践問題⇒解説」といった流れの様に感じました。

 

 

■序盤

ここでは、数学にアレルギーを持った人を治療する内容が書かれています。

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どうしても、xやy、nといった記号を見ると難しい内容なのかなと考えてしまいます。これらの記号は、「言語」なのです。日本では日本語、アメリカやイギリスでは英語、中国では中国語といったものと同じだと解釈しました。

 

数学の世界においても共通言語が存在し、ある共通項や現象をxやy、nといった記号で表した物が私たちが学校で習う公式です。数学に精通する人、数学の世界においては、その公式・言語を見るだけでどのような共通項なのか現象なのかが理解出来るという事です。

 

日常にもこのような記号は存在します。

例えば、トイレの表示。上に〇、下に▽のマークがあると自然と男性用トイレだと認識します。反対に上に〇、下に△の記号があれば、女性用トイレだと思います。

他にも、横断歩道の様に白い線が並んでいると、その上を歩きます。信号も赤色だと横断をやめます。今パソコンでこのブログを開いている方でブラウザを消そうとすると右上にある「X」の部分をクリックします。

 

このような事です。その言語を理解できる人が見ると意味が分かるというのが、数学での記号・数式です。また、言葉で表現して間違いやミスリードを防ぐ役割もある様です。

 

今理解出来ていない人は、無理に数式を理解しようとしなくてもいいです。その数式が何を表しているのか訳されています。本の中身を理解して読み進めて下さい。

 

 

■「具体⇒抽象化⇒転用」

「具体⇒抽象化⇒転用」の流れです。

 

例えば「1,3,5,7,9,11,,,,,,,,,,n」という数列があります。

(1)この数列の18番目の数を求めなさい。という問題があるとします。

 

皆さんはこう解答すると思います。

①1番目:1、2番目:3、3番目:5...。2番目の数字と3番目の数字の差は、「5-3=2」。これは、他の順番の数字でも言えそうだ。5番目:9、6番目:11。「11-9=2」。

②この共通項を数式で表してみよう。任意のa番目の数字を「n」とします。この「n」はなんでもいいです。〇・□・γ…ただ数学の世界では、「n」と表現するのが一般的なので「n」とする事が多いです。式を作ると、「n=2×a-1」になります。「a」も適当に付けたものです。

③この公式に当てはめて18番目の数字を算出してみよう。n=2×18-1=35。18番目の数は、35です。

 

この「①⇒②⇒③」「具体⇒抽象化⇒転用」なのかなと思います。

また、より高次元な「具体⇒抽象化⇒転用」となると、今回出てきた数式と他の数式との共通項を見つけ、さらに新しい数式を見つけ出すという方法です。

(2)18番目の数字までの総和はいくつですか?

(3)3番目から18番目までの総和はいくつですか?

(4)偶数番目の数字を抜いて数列を作り直した時、新しい数列の18番目の数字はいくつですか?

 

数列1つ取っても、このように「具体⇒抽象化⇒転用」がいくつでも出来ます。現実世界の事象は、無限です。

①共通項を見つけ、②共通項を抽象化(数式化)、③それを基に他の事象にも言えないか検証する。

 

この流れが色々と物事を考える時に私に欠けていた思考方法です。すぐ実用化出来るものではありません。意識して思考する事で鍛えられるものです。意識します。思考します。継続します。

なんかもやもやしたまま思考が終わっている方、メモの魔力を読んだ方、話が長いといわれる方…このような方に読んで頂きたい本です。

 

 

(追伸)

なんかモヤモヤしたまま思考が終わっていました。モヤモヤとしていることにモヤモヤしていました。モヤモヤって連鎖するんだなと感じました。

 

友人と似ている芸能人の話をしていて名前が出てこない事ってありませんか?

喉元まで出かかっているのに…顔は思い浮かぶのに名前が出てこない。名前が出てこないモヤモヤに対して、なんか気持ちが悪い感じがしますよね。

 

冒頭で説明した私のモヤモヤはこんなイメージです。

 

 

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